鬼塚硝子の技術
Onizuka Glass’s Technology
ガス加工- 炎を操り、ガラスに命を吹き込む
なぜ、鬼塚硝子は高難度なガラス加工を実現できるのか。
その答えは、私たちの原点であるガス加工技術にあります。
ガラスの繊細な性質と、環境で揺らぐ炎。この二つを完璧に制御することは容易ではありません。職人が瞬時に状態を見極める鋭い感覚は、日々の地道な積み重ねによってのみ磨かれるものです。この真似のできない「匠の技」があるからこそ、お客様の高度なご要望を形にできるのです。
1.段シール加工- 異なるガラスを繋ぐ
特性の異なる複数の中間ガラスを挟み込み、熱膨張率の差を段階的に緩和させながら接合。この高度なプロセスにより、接合部の歪みを極限まで抑え、圧倒的な耐久性と信頼性を実現しました。
さらにこの技術を応用し、ガラス管と金属といった「異種材料の接合」にも対応。お客様の多様なニーズに応える高機能なガラス製品をご提供します。
2.異種材料接合 - ガラスと金属を繋ぐ
ガラスと熱膨張係数が近いタングステン(W)やモリブデン(Mo)、コバールといった金属材料を、独自の技術で精密に接合します。
冷却時の歪みや内部ストレスを最小限に抑えることで、極めて高い気密性と信頼性を実現。高精度な医療機器や電子デバイスなど、一切の妥協が許されない最先端分野の製造を、私たちの接合技術が支えています。
真空成形加工- 精密ガラスセルを生み出す融合技術
私たちは、真空排気と金型成形の技術を融合させた、独自の「真空成形加工」を確立しました。高温下でガラス内部を真空状態にし、精密な金型へ一気に密着させる。このプロセスには、長年の経験で培った高度な熱管理と真空制御のノウハウが凝縮されています。
これにより、内面の寸法精度や平面度を極限まで追求。高品質なガラスセル(キュベット)をはじめ、精密な要求に応える製品をお届けします。
製品情報はこちら
受け継がれる技術、進化する伝統
鬼塚硝子のものづくりの原点には、創業者 鬼塚好弘が磨き上げた「匠の技」があります。ガラスの繊細な特性を見極め、炎を自在に操るその技術と、「1mmの階段を登る」ような地道な努力の積み重ねは、東京都功労者賞(2007年)、そして旭日双光章(2012年)という栄誉ある賞にもつながりました。
創業者が大切にしたその技術と精神は、今、次世代の技術者たちに確かに受け継がれています。その筆頭が、技術者の関谷です。彼は、当社の得意分野であるガラスと異種材料の接合技術を磨き続け、「令和6年度東京都優秀技能者知事賞(東京マイスター)」を受賞しました。この受賞は、まさしく彼の長年の努力が認められたものでした。
もちろん、この技術の継承は彼だけによるものではありません。多くの社員が「仲間と協創する」という理念のもと、創業時から続く「1mmの階段を登る」ように日々努力をするという姿勢を共有し、日々の技術と向き合っています。
私たちは、先人たちが築き上げた大切な技術を、ただ守るだけではありません。それを礎としながら、新たな知見や発想を掛け合わせ、技術そのものを進化させ続けていきます。
過去の実績
- ・X線管
-
・延伸加工
キャピラリーガラスをはじめ、四角や六角といった微細な形状の管を製造。
上記掲載の一部は現在も製作可能です。詳細はお問い合わせください。
